Artist Interview アーティストインタビュー
撮影:雨田芳明
Driven by “playful spirit,”
the dance theater of Takuro Suzuki
“遊びゴコロ”が原動力 スズキ拓朗のダンス演劇
スズキ拓朗(ダンサー・振付家・演出家)
CHAiroiPLIN
http://www.chairoiplin.net
2007年にダンスカンパニー「CHAiroiPLIN(チャイロイプリン)」を立ち上げて以来、振付家・演出家・ダンサーと多方面で活躍するスズキ拓朗(1985年生まれ)。2011年にユニット「tamagoPLIN(タマゴプリン)」で発表した『さいあい〜シェイクスピア・レシピ〜』で注目を集める。人間関係に悩む女子高生が、野菜たちと一緒にシェイクスピアのテキストを通して愛を学ぶ奇想天外な物語で、多くの賞を受賞。ダンサーとしては、2011年に学ランで踊るダンス集団「コンドルズ」に入団し、メンバーとして国内外で踊り続けている。近年では、CHAiroiPLIN作品で「踊る戯曲シリーズ」をスタートし、『FRIEND』(原作:安部公房)、『マッチ売りの少女』(原作:別役実)などを発表。生演奏やアイデアルなビジュアルにより、ダンスと演劇を融合させた大人から子どもまで楽しめる祝祭的な世界をつくりだし、人気を集めている。また、2015年度には文化庁による「東アジア文化交流使」に任命され、ソウルでワークショップを行うなど海外でも活動。ダンス、演劇、音楽、ビジュアルを巧みに融合させるクリエーションへの思いをインタビューした。
聞き手:川添史子