Artist Interview アーティストインタビュー
撮影:姫田蘭
Un Yamada’s multi-faceted imagination
Using the body as a medium
dance
身体を媒介にした山田うんのマルチな発想力
山田うん(ダンサー・振付家)
器械体操、バレエ、舞踏などを経て、音楽、美術、文学、ファッション、ジェンダー、ダンス経験のない人々の多様な身体などをリソースに機知に富んだダンスをつくり続けている山田うん。ソロやデュオなどの活動が多い日本のコンテンポラリー・ダンス界において、2002年にはカンパニー「Co.山田うん」を設立し、以来、意欲的にカンパニー作品を発表してきた。また、ソロダンサーとしてもチャレンジングな活動を行い、2011年には韓国系アメリカ人女性アーティストのテレサ・ハッキョン・チャの多言語テキストによる実験作「ディクテ」を舞台化。2013年はその再演をはじめ、ストラヴィンスキーのバレエ曲「春の祭典」に挑んだカンパニーの新作、ローザスの池田扶美代とコラボレーションによる海外ツアーと活発な活動が注目を集めている。子どもの頃からの持病、膠原病リウマチと二人三脚で歩んできたダンス人生について、振り返ってもらった。
聞き手:乗越たかお[舞踊評論家]