Artist Interview アーティストインタビュー

Stay-at-home reclusiveness is the central theme, the mixed up plots and humor in Hideto Iwai’s plays
play
「ひきこもり」が原点 岩井秀人のジタバタ演劇
岩井秀人(ハイバイ)
「ハイハイからバイバイまで」(生まれてから死ぬまで)を合い言葉に、フツウの生活の喜怒哀楽、その狭間で揺れる滑稽かつ切ないドラマを過剰な自意識のアンテナで拾い集め、幅広い層から共感を集める劇団「ハイバイ」。劇作家・演出家・俳優を兼ねる主宰の岩井秀人は1974年生まれ。16歳から20歳までを「引きこもり」として過ごした体験は、演劇と結びつくことでむしろ、より多くの他者との出合いを可能にした。近年では劇団外のプロデュース公演の演出も手がけ、その題材も実体験から、自身の家族、世代の離れた隣人たちへと広げつつある彼に、少年期から青年期にかけての体験、演劇との出合いから現在の劇作方法までをくまなく聞いた。
聞き手:鈴木理映子