Performing Arts network Japanは、稀にみる多様性をもつ、刺激的な日本のパフォーミングアーツを紹介する国際交流基金のサイトです。最新情報を発信するともに、日本のアーティストや国際的に活躍するプレゼンターのロング・インタビューを合わせて約300人、日本の現代戯曲のシノプシスを約250作品収録する貴重なアーカイブになっています。
*PANJはウェブサイトリニューアルを行うため、当面の間、更新を中止いたします。
Perfoming Arts in Japan 日本の舞台芸術
Artist Interview アーティストインタビュー

Approaching a new type of theater that reciprocates with reality
Ryo Ikeda of the digital-native generation
現実と往復する新たな演劇にアプローチ
デジタルネイティブ世代の池田亮
New!
美術大学で彫刻を専攻し、舞台美術も手がける「ゆうめい」の劇作家・演出家の池田亮(1992年生まれ)。自らのいじめ体験をモチーフにした『弟兄(おととい)』、自身の家族の話を実父が出演するかたちで演劇化した『あか』などを発表。自身の体験や周囲の人々からの「自分のことを話したい」という声を出発点にして、現実と往復する新たな演劇づくりを模索する池田の思いとは?

Dance that born of the relationship between “object and the body”
Irradiating society, the choreographic art of Koichiro Tamura
「モノと身体」の関係から生まれるダンスで
社会を照射する田村興一郎
New!
2016年、18年と横浜ダンスコレクションで連続受賞し、注目を集める田村興一郎(1992年生まれ)。Noismが拠点を置く新潟に生まれ、高校ダンス部を経て、ジャンルを越えた交流が活発な京都を出発点としてアーティスト活動を開始。男たちが背中にコンクリートブロックを乗せて歩く代表作『F/BRIDGE』など、「モノと身体」の関係から生まれる作品を発表。一方で放課後児童指導員として子どもたちと日々ダンスで触れ合うなど、二つの顔をもつ田村のリアルに迫る。

Fusion of Original Gidayu and Dance
Yae Yamamichi connects classic and modern
オリジナル義太夫とダンスの融合
古典と現代を繋ぐやまみちやえ
幼い頃から歌舞伎や文楽に親しみ、6歳から義太夫三味線、10歳から邦楽囃子を習い、現在は作曲家、太棹三味線演奏家として活躍するやまみちやえ(1995年生まれ)。同世代のコンテンポラリーダンサーと協働し、日本の古典作品を主題としたオリジナルの義太夫によるパフォーマンスを発表。若い感性で古典と現代をつなぐアーティストとして注目を集めている。
International Presenter 世界のプレゼンター
Presenter Interview プレゼンターインタビュー

Interview with Matthias Pees,
the new Director of the Berliner Festspiele
マティアス・ペース
ベルリン芸術祭新総裁に聞く
New!
マティアス・ペースはジャーナリストとしてキャリアをスタートし、ベルリン・フォルクスビューネ劇場やハノーファー州立劇場でドラマトゥルグを務めた後、ブラジルに渡り制作会社を立ち上げた。その後、ドイツに戻り、ウィーン芸術週間のチーフ・ドラマトゥルグを務め、2013年より2022年までキュンストラーハウス・ムーゾントゥルム(フランクフルト・アム・マイン)の芸術監督・経営責任者。2022年9月、その彼がベルリン演劇祭をはじめ複数のフェスティバルやプロジェクト、展示会場のグロピウス・バウを束ねるベルリン芸術祭総裁に就任した。新運営体制やフェスティバルの改革について聞いた。

Pursuing dialogue between the Indigenous and Immigrant communities
Footscray Community Arts
先住民や移民のコミュニティとの対話を促進する
フッツクレイ・コミュニティ・アーツ
New!
メルボルン郊外にあるフッツクレイ・コミュニティ・アーツ(1974年開館)では、先住民アドバイザーを設けるなどの取り組みにより、アートを媒介にして先住民や移民コミュニティとの対話を促進してきた。ソングラインやドリームタイムといったアボリジナルの考え方から多文化社会における芸術文化施設のあり方まで、チーフプロデューサーのダン・ミッチェルからのメッセージ。

Aim of the International Program at the Royal Court — London’s renowned “writers’ theatre”
「劇作家のための劇場」を掲げる
ロイヤルコート劇場のインターナショナル・プログラム
才能のある若い劇作家の発掘・育成と最高品質の現代劇の上演を目的とした英国のロイヤルコート劇場(RC)。これまでにジョン・オズボーン、キャリル・チャーチル、サラ・ケイン、マーティン・マクドナーらを輩出してきたRCの精神と、日本の新国立劇場との共同プロジェクトとして実施した劇作家ワークショップについてRCアソシエイトディレクター(インターナショナル)のサム・プリチャードにインタビュー。
New Plays 日本の新作戯曲
Immigre Kaidan (Immigrant Ghost Stories)
Yudai Kamisato
イミグレ怪談
New!
神里雄大
移動し、越境する人々をテーマにした作品を作り続けている神里雄大(岡崎藝術座の劇作家・演出家)が「那覇文化芸術劇場なはーと」と共同製作し、2022年10月に発表した新作。幽霊や妖怪という日常に潜んでいる「見えない隣人」が移動したら、国境を越えたらどうなるか?という発想から展開するオムニバス形式のホラー・コメディ。タイトルの「イミグレ」は移民を意味するイミグレーションの略。
KATABUI, 1972
Yuko Naito
カタブイ、1972
New!
内藤裕子
沖縄本土復帰50年企画としてエーシーオー沖縄と名取事務所の共同制作によりプロデュースされた内藤裕子(演劇集団円所属の劇作家・演出家)の書き下ろし。サトウキビ農家を営む波平家3世代の物語「カタブイ」3部作シリーズの第1弾。「カタブイ(片降い)」とはこちらは大雨なのに向こうは晴れているような夏の沖縄特有のスコールのこと。1972年5月15日、東京と沖縄で同時開催された沖縄返還記念式典当日の様子と、そこに至る半年間の波平家の日常を描く。
Backyard in RyCom Takuya Kaneshima ライカムで待っとく 兼島拓也
KAAT神奈川芸術劇場のプロデュース公演として沖縄在住の劇作家・兼島拓也(1989年、沖縄市出身)が書き下ろし、沖縄本土復帰50年となる2022年に初演。1964年、アメリカ占領下の沖縄で起こった沖縄の青年4人による米兵殺傷事件に陪審員として関わった伊佐千尋のノンフィクション『逆転』に想を得たもの。2022年の横浜に生きる雑誌記者が沖縄を訪れ、1964年の事件を取材するうち、過去と現在が曖昧となる時間の中、逃れられない沖縄の物語に巻き込まれていく。
Arts Organizations 世界の支援団体
Ice Hot Nordic Dance Platform
アイス・ホット・ノルディック・ダンス・プラットフォーム
New!
アイス・ホット・ノルディック・ダンス・プラットフォーム
New!
北欧の5カ国(フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド)のコンテンポラリーダンスの振興のためのプラットフォーム。2010年、スウェーデンのストックホルムで第1回がパイロットプロジェクトとして開催され、以降、参加する5カ国の団体が持ち回りで主催し、隔年開催している。
Artangel
アートエンジェル
New!
アートエンジェル
New!
1985 年に設立された英国ロンドンに拠点を置く独立系アート団体。主に従来の美術の概念を覆すようなサイトスペシフィックな視覚芸術作品を委嘱することで知られ、ロンドンで最も影響力のあるキュレーションを行う団体として長年にわたって活動。 「エンジェル(Angel)」と呼ばれる支援者たちからの資金調達により、キュレーションにおける独立性を担保し、アーティストの創作活動を支援。
QDance Center QDance Center QDance Center
ナイジェリアの首都ラゴスに拠点を置くダンスセンター。ナイジェリア出身でフランスのサーカス学校を卒業した後、振付家・ダンサーとして欧州で活躍していたクドゥス・オニケクと、フランスで人材マネージメントを学び、世界的な企業で人事担当としての経験を積んだ人事エキスパートのアリ・ハジャラットにより2014年に設立。
Japan Topics
- 2023.3.9 New!
- 第22回AAF戯曲賞、大賞は村社祐太朗『とりで』が受賞
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- KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022開催、受賞作決定
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- 第67回岸田國士戯曲賞、最終候補作品決定
- 2023.1.27
- 「ヨコハマダンスコレクション2022」コンペティション受賞振付家決定
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- 第29回OMS戯曲賞、山脇立嗣『わたしのこえがきこえますか』が大賞受賞
Presenter Topics
- 2022.10.11
- 振付家・伊藤郁女(いとうかおり)がフランスの国立演劇センターの次期デイレクターに決定
- 2022.3.3
- 岡田利規作・演出『DOUGHNUTS』がハンブルク・タリア劇場で初演
- 2021.12.8
- 舞台芸術国際共同制作プログラムの公募開始