永山智行

永山智行

永山智行 Tomoyuki Nagayama

1967年、宮崎県都城市生まれ。劇作家、演出家。1990年に結成した、宮崎県内の2つの町(門川町・三股町)の文化会館を拠点に活動する劇団「こふく劇場」の代表を務める。土着的な風俗・伝承などを日常にすべり込ませた、寓話的で広がりのある劇作と、狂言や落語など古典の身体性や発語を取り入れた表現が特色。2001年『so bad year』でAAF戯曲賞受賞。同作をはじめ、戯曲は劇団外での上演も多く、05年に東京国際芸術祭参加作品として書き下ろした『昏睡』は、09年には、青年団の中心的俳優・山内健司、兵藤公美の二人芝居として、神里雄大(岡崎藝術座)演出により上演された。また京都の劇団「地点」の演出家・ 三浦基 との共同作業として『お伽草紙/戯曲』(劇団うりんこ 10年)、『Kappa/或小説』(地点 11年)の戯曲も手がけている。また、07年からは障害者も一俳優として参加する「みやざき◎まあるい劇場」での創作も手がけている。演出家としては、06年10月に宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターに就任。九州全域の劇団から俳優を集めてのプロデュース公演「演劇・時空の旅シリーズ」を企画・演出するなど、宮崎や九州から世界へ発信する劇場を目指し活動している。

こふく劇場
http://www.cofuku.com/

宮崎県立芸術劇場
https://miyazaki-ac.jp/