Artist Interview アーティストインタビュー

Giving expression to dissected texts
The new possibilities of compositional theater pioneered by Motoi Miura
play
解体したテクストを発語する
構成劇の新たな可能性を切り拓く三浦基
1973年生まれの三浦基は、柴幸男(ままごと)、松井周(サンプル)、多田淳之介(東京デスロック)などゼロ世代の才能を排出している平田オリザの青年団演出部から独立した演劇人。劇作家が演出を兼ねることの多い日本の小劇場演劇において、演出家として独自の演劇を追求。チェーホフの『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』や太田省吾の全テクスト(戯曲、評論等)などを取り上げ、自問自答するようにテクストや言葉を解体し、その言葉を発語する俳優、舞台美術家、照明家などとの協働作業により作家の世界を再構築して視覚化している。2005年から京都に拠点を移し、劇団「地点」を率いて活動を続ける三浦に、バックグラウンドや演劇観について話を聞いた。
(Interviewer: Akihiko Senda)