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2019.1.23

南オーストラリア最大の国際芸術祭アデレード・フェスティバル開幕(2019年3月1日〜17日)

 1960年設立の大型総合芸術祭。演劇や音楽、ダンス、文学、美術、児童作品など、2週間半にわたり多岐にわたるアート作品が紹介される。当初はビエンナーレ形式を採用していたが、2012年以後、毎年開催。昨年度まで現芸術監督を務めたのはロンドンのオルタナティブ・ミュージック・フェスティバルMeltdownの創設者として知られるデヴィッド・セフトン。2017年度からは、シドニーのベルボア劇場で共同芸術監督を務めたニール・アームフィールド&レイチェル・ヒーリーが同職に就任した。
 2019年度の演劇部門に招聘される大型作品には、日本でも昨年上演されたウィリアム・ケントリッジ演出『魔笛』、世界中で賛否両論を呼んでいるミロ・ラウ演出構成によるリエージュの同性愛者殺害事件を「再現」する『La Reprise』、イラン人演出家ナザニン・シャミザデが、難民キャンプに抑留されて6年目のクルド人ジャーナリストとの直接対話をもとに執筆したヴァーバティム・シアター『Manus』などが挙げられる。
 ダンス部門では、昨年国際的にもっとも名誉ある舞踊賞のひとつであるブノワ賞を振付家として受賞したネザーランド・ダンス・シアター所属の振付家ヨハン・インガーによる『カルメン』が注目を集めているほか、ホフェシュ・シェクターによる近年の成功作『グランド・フィナーレ』が上演される。

[概要]
1960年、南オーストラリア国立劇場運動に関わり、アデレードにアーツ・フェスティバル開催の潜在能力があると確信したジャーナリスト、ロイド・デュマがアデレード大学の音楽教授ジョン・ビショップとともに、各方面の有力者たちの協力を得て、半月間に105公演(大人向け74公演、子ども向け31公演)という規模でスタート。シドニー、メルボルンと並ぶオーストラリア有数のインターナショナル・フェスティバルとして、偶数年に開催されている。日本のカンパニーでは1994年に第三エロチカ(『マクベスという名の男』)、2000年に維新派(『水街』)などが招聘されている。

アデレード・フェスティバル(Adelaide Festival)
https://www.adelaidefestival.com.au/