Arts Organizations 世界の支援団体

2022.6.16

Kuma Foundation
日本
クマ財団

 GPSを活用した位置ゲーム「コロニーな生活」や「白猫プロジェクト」などの携帯端末向けゲーム開発で知られる株式会社コロプラが、クリエイターの発掘と育成を目指して2016年に設立した公益財団法人。代表理事を務めるのは、コロプラの創業者である馬場功淳。

 クマ財団では、コンテンツを自ら創作している者を「クリエーター」と定義。ジャンルの垣根を越えて創造性が共鳴し合う世の中の実現をビジョンに、(1)クリエイターの創作活動の資金援助、(2)クリエイター同士が繋がる場所の提供、(3)社会と繋がる場の提供の3つの柱に基づいた事業を展開。ジャンルを限定しないこと、資金的な援助に加えてクリエイターの活動の発展にとって重要である他のクリエイターやメンター、企業との接点を重視しているのが特徴となっている。

 その中心的な事業が「クリエイター奨学金」で、25歳以下の学生クリエイターを対象に返済義務のない奨学金(年間120万円)を給付。用途は自由で、年によって変動するものの毎年50名程度が奨学生となり、2021年までに延べ248名が受給。ジャンルは限定せず、ビジュアルアート、舞台芸術、文芸、音楽、メディアアートなどからサイエンスやテクノロジー、AI分野まで幅広いクリエイターが対象になっている。奨学生には、メンターや企業の紹介、創作・発表スペースの提供、年2回の合宿形式の交流会「Kuma Camp」、毎年3月に開催される「KUMA EXHIBITION」での発表機会の提供などが行われる。

 また、2021年からは卒業生(奨学生を終了してから5年以内)も含めた奨学生の活動を支援する助成事業をスタート。企画を公募し、活動支援生として採択されると最大500万円の支援を受けることができる。2022年4月には奨学生、活動支援生の作品発表の機会を継続的に提供する目的で、東京・六本木に「クマ財団ギャラリー」をオープンした。

 ちなみに、これまで舞台芸術分野で奨学生になったのは、劇団あはひを主宰する大塚健太郎、2022年度よりTHEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストに就任している福井裕孝、太棹三味線演奏家・作曲家のやまみちやえなど。

クマ財団

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クマ財団
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THE MODULE roppongi
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