詩森ろば
詩森ろば Roba Shimori
宮城県仙台市生まれ。劇作家、演出家。1993年、劇団風琴工房旗揚げ。以後すべての脚本と演出を担当。全国どこへでも飛び回る綿密な取材を経て自身の視点で捉え直し、緊密な対話劇として構築する手腕が高く評価されている。スピーディーかつ演劇知の塊のようなパワフルな演出も特徴。扱う題材は歴史劇から金融、福祉車両の開発から、アイスホッケーまで多岐に亘る。2008年、綿密な取材を基に正面から水俣病問題に取り組んだ『hg』は、新聞を中心に様々なメディアで取り上げられた。10年、日航機墜落事故を扱った 『葬送の教室』 で鶴屋南北戯曲賞最終候補。13年、日本統治時代の朝鮮を舞台にした 『国語の時間』 (作:小里清 演出:詩森ろば)により、読売演劇大賞優秀作品賞。16年、岩手県生まれで宝塚歌劇団で活躍した女優・園井恵子が参加していた、広島で被爆した移動演劇隊が題材の『残花』(製作:いわてアートサポートセンター)と、金融業界の内幕に肉薄した『insider』により紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。17年 『アンネの日』 その他の成果で2017年芸術選奨文部科学大臣賞新人賞。18年に俳優・田島亮とのユニットserial numberとして再始動。20年、映画『新聞記者』により日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。
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