Presenter Interview プレゼンターインタビュー

Connecting Memories to the Present
Singapore Arts Festival
シンガポール
記憶と現代をつなぐ
シンガポール・アーツフェス
ロー・キーホン Low Kee Hong
国を挙げて文化・芸術を 振興する「ルネッサンス・シティー」プロジェクトに取り組むシンガポール。1987年に政府に提出された「文化と芸術に関する諮問委員会報告書」をきっかけにナショナル・アーツカウンシルが設立されるなど、芸術振興制度の本格的な整備が始まり、2002年10月には東南アジア地域最大規模を誇る劇場コンプレックス「エスプラネード──シアターズ・オン・ザ・ベイ」(以下、エスプラネード)がオープン。また、2006年からはシンガポール・ビエンナーレをスタートするなど、その動向は国際的な注目を集めている。演劇人として知られ、シンガポール・ビエンナーレの初代ジェネラル・マネージャーを経て、2009年からシンガポール・アーツフェスティバルのジェネラル・マネージャーに就任したロウ・キーホンにフェスティバルの新たな方向性について聞いた。
聞き手:滝口健