Artist Interview アーティストインタビュー

Pioneering a new realm of creative design
The world of costume artist Kodue Hibino
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造形的なデザインで新たな世界を開拓 コスチューム・アーティスト、ひびのこづえの感性とは?
ひびのこづえ
雑誌文化が時代をリードした80年代、その表紙を飾った造形的でポップな衣装により、一躍時の人となったコスチューム・アーティストのひびのこづえ。日本で唯一、コスチューム・アーティストを名乗り、1990年からは同じく80年代の感性を代表する演劇人として一世を風靡した野田秀樹の舞台衣装を担当し、時も所も特定できない彼の架空の世界を表現してきた。また、映画、テレビだけでなく、新演出歌舞伎の衣装にも新風を吹き込み、近年は家電のデザインにもチャレンジするなど、軽やかな感性で活躍の場を拡げている。活動20周年で大規模な展覧会を終えたばかりのひびのこづえに、その感性の歩みを聞いた。
聞き手:大堀久美子