山下残

山下残

山下残 Zan Yamashita

1970年大阪府生まれ。90年代中頃より振付家・演出家として活動を始める。主な作品に、来場者に本を配り、ステージからのカウントに合わせて、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に観る『そこに書いてある』、ダンサーの動きを言葉にして声にする『透明人間』、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを合わせて身体で見せる『せきをしてもひとり』、揺れる舞台装置の上で踊る『船乗りたち』、動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品『動物の演劇』などがある。2004年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。2007年ライブ・アーツ・イン・バンコク(タイ)、2008年クンステン・フェスティバル・デザール(ベルギー)、2009年イスタンブール国際コンテンポラリーダンス・パフォーマンスフェスティバル(トルコ)、2010年ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(東京)、TBAフェスティバル(ポートランド)などにて作品を上演。また、俳優として、2005年太田省吾演出作品『きこえる、あなた?』、2010年松本雄吉演出『イキシマ』に出演。タイの舞踊手ピチェ・クランチェン、マレーシアのファーミ・ファジールなど海外アーティストとのコラボレーションに参加。ワークショップも高く評価されている。