高嶺格
高嶺格 Tadasu Takamine
マルチメディア・パフォーマンスの先駆けとして知られるダムタイプのパフォーマーを振り出しに、現代美術のアーティストとして国際的に活躍している高嶺格(たかみね・ただす)。森永ヒ素ミルク事件の被害者である重度障害の男性に性的な介護を行う自らを捉えた映像『木村さん』をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど多彩な表現により自分と他者や社会が関わるプロセスに向き合った作品を次々に発表。また、近年は舞台美術家としても活動の場を広げ、2005年からはワークショップによるブリコラージュで構成した舞台作品の演出に取り組み、新境地を開拓。特にアイホール(兵庫県伊丹市)のプロデュースにより発表したタイ人と日本人のコラボレーションによる『Melody♥Cup』(2009年初演)は、美術、音楽、パフォーマンス、映像、リアル、フィクションがない交ぜになったユーモア溢れる刺激的な舞台だった。
http://takaminet.com/
