松原俊太郎
松原俊太郎 Shuntaro Matsubara
1988年生まれ。小説家、劇作家。神戸大学経済学部卒。ベケットとジョイスに出会い、小説を書き始める。地点『ファッツァー』で演劇と出会い、2015年に処女戯曲『みちゆき』を発表。同作で第15回AAF戯曲賞大賞受賞。登場人物の声が交錯し、強い言葉をたたみかける長大なテキスト、物語として収斂させない独特のスタイルで注目を集める。2017年に地点とKAATの共同制作により『忘れる日本人』(構成台本・地点)を発表。「忘却」をテーマに、震災以降の日本社会と死者に寄り添う日本人の心性を痛烈な批評性をもって描き出し、高く評価される。2018年に地点とKAATの共同制作により発表した『山山』で第63回岸田戯曲賞を受賞。
