林慎一郎

林慎一郎

林慎一郎 Shinichiro Hayashi

1977年北海道函館市生まれ。劇作家・演出家。1998年、京都大学在学中に(劇)ミサダプロデュース結成に参加し、演劇活動を開始。以降、筆名・ミサダシンイチとして、劇作・演出を担当。2004年、伊丹想流私塾にて北村想に劇作を師事。2007年、劇団活動終了とともに、本名の林慎一郎としての活動に切り替え、公演毎に俳優を集める個人プロデュース「極東退屈道場」を発足。都市に暮らす人々の姿を、俯瞰的な目線からノイジーに点描することで、浮遊する「現代都市」の姿を切り取ろうと試みている。代表作に、函館とおぼしき夜景を背景に、ロープウェイの中に行き過ぎるいくつかの冬に浮かびかつ沈む人々の会話を描く『夜ニ浮カベテ』(2004年初演/(劇)ミサダプロデュース)、地下鉄に乗り込む都市生活者を点描した 『サブウェイ』 、コインパーキングから狂騒的に「現代」を切り取った『タイムズ』で、第18回OMS戯曲賞大賞、第20回OMS戯曲賞特別賞を受賞。『PORTAL』で第61回(2016年)岸田國士戯曲賞最終候補。

極東退屈道場
http://taikutsu.info/