赤堀雅秋

赤堀雅秋

赤堀雅秋 Masaaki Akahori

千葉県出身。1994年、パフォーマンス集団「STAGE14°」に入団。96年の解散時にSHAMPOO HAT(99年よりTHE SHAMPOO HAT)を結成する。以降、全作品の劇作・演出を手掛ける他、俳優としても出演。初期はコント的なワン・シチュエーション劇を執筆するが、98年より中流家庭の台所、アパートの一室、ビルの屋上といったごく日常的な場所を舞台に、実存的な劇空間の創造を主題とするようになる。笑いを交えつつも徹底的にリアルかつ凡庸に描き、演出される登場人物とその生活は、人間の本質に根ざす無様さや滑稽さ、残酷さや狂気までをあぶり出し観客に突きつける。劇団外のプロデュース公演への戯曲執筆や演出、映像作品への脚本提供も多数。2007年の劇団公演『その夜の侍』は、岸田國士戯曲賞最終候補にノミネートされた。