三谷幸喜

三谷幸喜

三谷幸喜 Koki Mitani

劇作家、演出家。1961年、東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業。大学在学中の83年に、学友らと劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成する。コメディに強いこだわりを持ち、明確なキャラクター設定を施された登場人物による、ウェルメイド・プレイを活動当初から多数執筆。舞台以外にテレビドラマのシナリオを多数執筆する他、裁判員制度実施以前に、陪審員制度を導入した日本を仮定した『12人の優しい日本人』(90年初演)、太平洋戦争下での軽演劇の作家と検閲官の攻防を描いた『笑の大学』(96年初演。2007年にはリチャード・ハリス脚色の英訳版 『The Last Laugh』 での英・日公演も実施)、幕末の英雄・坂本龍馬の死後に遺された未亡人を巡る人情劇『竜馬の妻とその夫と愛人』(2000年初演)など映画化された戯曲も多い。自身でも劇団時代の戯曲でラジオドラマの収録現場での騒動を描いたコメディ『ラヂオの時間』(93年初演)を映画化し、97年に監督デビュー。以降は映画監督としても作品を発表している。劇団は97年の『東京サンシャインボーイズの「罠」』公演をもって、30年間の活動休止中。『笑の大学』で第4回読売演劇大賞最優秀作品賞、99年『マトリョーシカ』で第3回鶴屋南北戯曲賞、00年に初のミュージカル 『オケピ!』 で第45回岸田國士戯曲賞、08年に第7回朝日舞台芸術賞 秋元松代賞など受賞歴も多い。