小里清
小里清 Kiyoshi Ori
劇作家。1972年、岐阜県出身。95年、「演劇集団 円」演劇研究所卒業後の97年、「THE・ガジラ」主宰・鐘下辰男氏によるワークショップ 「塵の徒党」に参加。98年、演出家・桜井秀峰、俳優・渡辺陽介とともに現代演劇ユニット「フラジャイル」を結成。これまでに8回の公演を果たし、第7回公演 『蒼ざめた馬』より演出も務める。人間の深奥と社会の実相を照射する、硬質な劇空間が評価される。98年『余震〜揺れ止まぬ水の魂なればこそ〜』にて早稲田大学演劇博物館70周年戯曲賞佳作、2000年『Hip Hop Typhoon〜少女には死にたがるクセがある〜』にて第6回劇作家協会新人戯曲賞、02年『アナトミア』にて第3回AAF戯曲賞を受賞。04年『BRIDGE』と06年文学座に書き下ろした『アルバートを探せ』で岸田戯曲賞最終候補。現在は活動母体を持たず、今作『国語の時間』も上演予定のないまま3年をかけて書き上げたもの。劇作家協会会員。
