中村壱太郎

中村壱太郎

中村壱太郎 Kazutaro Nakamura

1990年生まれ、東京出身。中村鴈治郎の長男。祖父は四世坂田藤十郎。母は吾妻徳穂。1991年11月京都南座『廓文章』藤屋手代で林壱太郎の名で初お目見得。1995年1月大阪中座『嫗山姥』の一子公時で初代中村壱太郎を名のり初舞台。2007年に史上最年少の16歳で大曲『鏡獅子』を踊り、2010年京都南座で『曽根崎心中』の大役お初に役柄と同じ19歳で挑む。2014年に日本舞踊の吾妻流七代目家元吾妻徳陽を襲名。2016年大阪文化祭賞奨励賞受賞。同年4月、野田秀樹作、オン・ケンセン演出『三代目、りちゃあど』に出演。2019年3月、『滝の白糸』、『お染の七役』などで第40回松尾芸能賞演劇部門新人賞受賞。2016年には新海誠監督映画『君の名は。』でヒロイン・三葉と四葉の姉妹が舞う巫女の奉納舞を創作。2020年7月、配信公演「ART歌舞伎」を上演。2021年6月現代劇『夜は短し歩けよ乙女』で主役を務め、歌舞伎を中心に、現代劇、ラジオ、テレビなどにも活動の場を広げ、幅広い活躍を見せている。