沢井一恵

沢井一恵

沢井一恵 Kazue Sawai

箏曲家。1941年、京都生まれ。8歳で宮城道雄に入門。63年東京芸術大学音楽学部卒業。79年、夫の沢井忠夫と沢井箏曲院を創立。79年第一回リサイタルで芸術祭優秀賞を受賞。求められればどこへでも行く全国縦断「箏遊行」ツアー、一柳慧、吉原すみれと組んで日本各地70回にも及ぶ現代音楽コンサートを敢行した「トライアングル・ミュージック・ツアー」、高橋悠治プロデュースによるリサイタルをはじめ、ポップス、ジャズ、クラシック、現代音楽など様々な分野の音楽家と多彩な活動を展開。89年には池袋のスタジオ200でジョン・ケージの2台のプリペアド・ピアノのための『3つのダンス』を四面のプリペアド十七絃箏に編曲した箏ヴァージョンを初演。海外での活躍も目覚ましく、ニューヨークのBANG ON A CANフェスティバル、ドイツのメールス・ジャズ・フェスティバル、パリ市立劇場などアメリカ、ヨーロッパ各地のフェスティバルから招聘を受け、KAZUE SAWAI KOTO ENSEMBLEでワールド・ツアーを展開。
1999年にはロシアのソフィア・グバイドゥーリナ作曲「箏コンチェルト」(NHK交響楽団委嘱)を初演し、アメリカツアー(N.Y.カーネギーホール、ボストンシンフォニーホール、シカゴシンフォニーホール、リンカーンセンターなど)。 2003年よりヴァイオリニストの五嶋みどり主宰のNPOミュージックシェアリング学校訪問プログラムに参加。2010年には坂本龍一作曲「箏とオーケストラのための協奏曲」を初演。国内外の若手アーティストとコンサートを行う「沢井一恵 箏360°の眼差し」に加えて、2011年から箏曲家野坂操壽と「ふたりのマエストロ 変絃自在」ツアーを実施中。

沢井箏曲院
https://sawaisoukyokuin.com/