長田育恵

長田育恵

長田育恵 Ikue Osada

1977年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。96年よりミュージカル戯曲執筆・作詞を経て、2007年に日本劇作家協会・戯曲セミナーに参加。翌年より井上ひさし氏に師事。09年、自身の劇団「演劇ユニットてがみ座」を旗揚げ。以降、てがみ座全公演の戯曲、依頼戯曲等を手掛け、心の機微を見つめる繊細な言葉、丹念に織り上げられた構成で、スケールの大きな物語を描きだす筆力が注目されている。15年、てがみ座 『地を渡る舟─1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち─』 (再演 扇田拓也演出)にて第70回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞を、16年にグループる・ばる『蜜柑とユウウツ─茨木のり子異聞─』(マキノノゾミ演出)にて第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞。18年には青年座『砂塵のニケ』(宮田慶子演出)、てがみ座『海越えの花たち』(木野花演出)とPARCO PRODUCE『豊饒の海』(マックス・ウェブスター演出)により紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。近年は、市川海老蔵第二回自主公演「ABKAI 2014」の新作舞踊劇『SOU〜創〜』(藤間勘十郎演出)、文学座アトリエの会『終の楽園』(鵜山仁演出)、『夜想曲集』(小川絵梨子演出)、兵庫県立ピッコロ劇団『当世極楽気質』(上村聡史演出)、劇団民藝『SOETSU─韓(から)くにの白き太陽─』(丹野郁弓演出)、『百鬼オペラ 羅生門』(インバル・ピント&アブシャロム・ポラック演出)などの戯曲も執筆し、活動の場を広げている。

てがみ座公式サイト
http://tegamiza.net/