野田秀樹
野田秀樹 Hideki Noda
東京大学在学中の1976年に夢の遊眠社を結成。数々の名作を生み、80年代にブームとなった小劇場演劇のトップランナーとして脚光を浴びる。現代と神話の世界を行き来するような、時間と空間の飛躍する劇構造と冗舌な言葉遊び、走り回るような演技スタイルで、時代の寵児となる。92年に劇団を解散。ロンドン留学を経て、93年にNODA・MAPを設立し、プロデュース方式とワークショップによる芝居づくりを行い、次々に話題作を発表。近年は中村勘三郎と組んで2001年朝日舞台芸術賞グランプリを受賞した『野田版・研辰の打たれ』や『鼠小僧』といった歌舞伎の脚色・演出にもチャレンジ。海外との意欲的な試みも多く、イギリス、タイの俳優と共同制作した『赤鬼』で2004年朝日舞台芸術賞グランプリ、イギリスの作家・俳優と共同制作した『THE BEE』で2007年朝日舞台芸術賞グランプリ、読売演劇大賞を受賞するなどその成果は高く評価されている。
