永井愛

永井愛

永井愛 Ai Nagai

1951年、東京都出身。劇作家・演出家。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒業。81年に大石静と共に二人だけの劇団・二兎を設立。92年より永井の作・演出作品を上演するプロデュース劇団・二兎社となる。社会批評性のあるウェルメイド・プレイの書き手として「言葉」や「習慣」「ジェンダー」「家族」「町」など、身近な場や意識下に潜む問題をすくい上げ、現実の生活に直結したライブ感覚あふれる劇作を続けている。97年『ら抜きの殺意』で第1回鶴屋南北賞、99年『兄帰る』で第44回岸田國士戯曲賞、2000年『荻家の三姉妹』で第52回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。02年より、日本劇作家協会会長を二期にわたり務めた。また『時の物置』が英国ブッシュシアターで、『萩家の三姉妹』が米国ジャパン・ソサエティで英語によってリーディング上演されるなど、日本の演劇界を代表する劇作家の一人として海外でも注目を集めている。07年秋には米国ミネアポリスのプレイライツ・センターなどが主催した「日米劇作家・戯曲交流プロジェクト」で『片づけたい女たち』がリーディング上演され、また韓国では『こんにちは、母さん』のリーディングも行われた。

http://www.nitosha.net/