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ロイヤルコート劇場(Royal Court Theatre)
https://royalcourttheatre.com/
ロイヤルコート劇場インターナショナル・プログラム
ロイヤルコート劇場インターナショナル・プログラムでは劇場と世界中の作家、アーティストとの関係を構築しそれを発展。異なった伝統を有し、違った言語、そして文化的背景を持った演劇人や組織と長期的なパートナーショップを結んでいる。また、作家がRCと創作する作品に自らのやり方、ドラマツルギーを持って独自の視点を持ち込めるように常にサポートを続けることを目標としている。長期的なライターズ・グループ、レジデンス制度、海外のアーティストとのエクスチェンジプロジェクトや彼らとの作品作りなどを実施している。またこのプログラムでは新進の翻訳者を対象としたプロジェクトなどを通じて演劇における翻訳の向上を目指している。
日本では、2017年に新国立劇場芸術監督の小川絵梨子がRCを訪れたことをきっかけに実施が決定し、19年に「ロイヤルコート劇場×新国立劇場 劇作家ワークショップ)」がスタートした。
第1フェーズ(2019年5月13日〜19日):
ロイヤルコート劇場のサム・プリチャード(アソシエイトディレクター)、ジェーン・ファローフィールド(文芸マネージャー)、アリスター・マクドウォール(劇作家)が来日し、14名の日本人劇作家を対象にしたワークショップを実施。後半から新作戯曲について着想し、ワークショップ終了から3カ月以内に初稿を執筆。
第2フェーズ(2019年12月9日〜15日):
第1フェーズと同じチームが来日し、初稿についての意見交換やワークショップを実施。ワークショップ終了から2カ月の推敲期間を経て第2稿を提出。
第3フェーズ(2020年、2021年):
コロナ禍によりオンラインで実施。最終的に12名が参加し、ロンドンのファシリテーターチームとのディスカッション、個人面談、俳優が参加したワークショップを実施。
成果発表:
須貝英『私の一ヶ月』を新国立劇場で上演(2022年11月2日〜20日)。小高知子『真夜中とよぶにはまだはやい』、千葉沙織『その先、鬼五郎渓谷につき、』、村松翔子『28時01分』の3作品をリーディング形式によりロイヤルコート劇場で上演(2023年1月26日〜28日)。