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2018.1.19

第46回 香港アーツフェスティバル(香港藝術節)が開幕(2018年2月23日〜3月24日)

 1973年より東西の大型舞台芸術組織やビッグネームのアーティストたちを紹介してきた国際舞台芸術祭が今年も香港市内に散らばる複数の劇場施設を利用して大々的に開催される。過去10年間エグゼキュティブ・ディレクターを務めるのは、シンガポールのエスピラナードやシンガポール・アーツ・フェスティバルでもマーケティングやキュレーター業務を務めたティサ・ホー。
 本年度は「what’s real me」というテーマを掲げ、参加アーティストの作品により形成され、思考され、拡張される、いまここにある「リアル」について問いが投げかけられる。政治的、経済的、文化的に急速に変化する世界のリアルはいまどこに辿り付こうとしているのか。簡単な答のないこの問いに、フェスティバルを通じて向き合っていく。
 特に、今年のプログラムにはダンス作品が多く見られ、アレクセイ・ラトマンスキー振付によるアメリカン・バレエ・シアターの新作『Whipped Cream』、クリスティアン・シュプック振付によるチューリッヒ・バレエ団の『アンナ・カレーニナ』、さらに日本から勅使川原三郎の『トリスタンとイゾルデ』が招聘されている。
 演劇部門では、モントリオールの現代サーカス・カンパニー「The 7 Fingers」によるヒエロニムス・ボシュ Hieronymus Bosch のシュールレアリズム絵画を舞台化した『ボッシュ・ドリームス Bosch Dreams』、米国のオフ・オフ・ブロードウェイ劇団ザ・ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマによる『幸福追求権 Pursuit of Happiness』などが上演される。

[フェスティバル概要]
例年旧正月明けの2月から約1カ月にわたって開催される、アジア最大規模の舞台芸術フェスティバル。1972年に有志が集まり、Hong Kong Arts Festival Society Ltd.を創設。翌73年に第1回を開催して以来、30年以上もの間、国内外の優れた舞台芸術を紹介している。主に中華人民共和国香港特別区政府の康楽及文化事務署(The Leisure and Cultural Services Department)と、香港ジョッキー・クラブ・チャリティーズ・トラスト(Hong Kong Jockey Club Charities Trust)からの助成で運営されている。
アジアおよび世界各国からのオペラ、音楽、ジャズ、ワールドミュージック、演劇、ミュージカル、ダンス、エキジビションなどの多彩なアートプログラムのほかに、青少年向けのワークショップなどの教育プログラムも充実。
 コンテンポラリーダンスでは、同フェスティバルの新たな試みとして、アジアで活躍する若手振付家/ダンサーのショーケース「アジア・パシフィック・ダンス・プラットフォーム」を開催。香港におけるコンテンポラリーダンスの観客育成を目的として、ワークショップ、ディスカッションなども同時開催する。また、「ニュー・ステージ・シリーズ」として、ジャンル横断型の実験的作品のためのプラットフォームを新設。

香港アーツフェスティバル(香港藝術節 Hong Kong Arts Festival)
http://www.hk.artsfestival.org/