Artist Interview アーティストインタビュー

Satoko Ichihara’s Reality
Judged by a Unique Physiological Sensibility
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生理感覚を信じる
市原佐都子のリアル
市原佐都子(劇作家・演出家・小説家)
2000年以降、多彩な作家を輩出してきた桜美林大学出身の市原佐都子(1988年生まれ)。卒業制作をベースにしたデビュー作『虫』(2011年)でいきなりAAF戯曲賞を受賞し、新しい感性の作家として注目を集める。あいちトリエンナーレ2019で発表した『バッコスの信女―ホルスタインの雌』では、ギリシャ悲劇を下敷きに、夫に支配されている主婦が、「家畜人工授精師」をしていた独身のときに人工受精でヒトとウシの半獣半人=デュオニソスを産みだしていた世界を描き、第64回岸田國士戯曲賞を受賞した。生理感覚を信じるという市原のリアルの源泉に迫るロングインタビュー。
聞き手:野村政之[演劇制作者・ドラマトゥルク]