*1 NDT
ネザーランド・ダンス・シアター。オランダ、ハーグを本拠地とし、オランダ国立バレエ団を退団したダンサーたちが1959年に設立。バレエを基礎とするが古典作品は踊らず、モダンダンスを融合した既存のスタイルに拠らない新作を次々と発表。1970年代のハンス・ファン・マーネンやグレン・テトリーの時代、1978年から約20年間続いたイリ・キリアン芸術監督時代に世界的コンテンポラリーダンスカンパニーとして認知され、2011年からはポール・ライトフットが芸術監督を務めている。若い振付家の支援も積極的に行ない、かつてはウィリアム・フォーサイス、オハッド・ナハリン、勅使川原三郎らに作品を委嘱し、現在はクリスタル・パイト、マルコ・ゲッケがアソシエイト・コレオグラファーを務めている。メインカンパニーのNDT 1、ジュニアカンパニーのNDT 2(1978年設立)で構成されている。
*2 シディ・ラルビ・シェルカウィ
1976年、ベルギー生まれ。1999年より振付家として活動を始め、欧州の様々な劇場から委嘱を受けて作品を発表。2010年にアントワープにESATMANを設立し、これまでに『バベル』『テヅカ』等を制作。ベルギー王立モネ劇場、ラ・ヴィレット(パリ)、サドラーズ・ウェルズ(ロンドン)等をインターナショナル・パートナーに持つ。2015年からベルギー王立フランダース・バレエの芸術監督も務める。
*3 GAGA
イスラエルを代表するコンテンポラリーダンス・カンパニー「バットシェバ舞踊団」。その元芸術監督で振付家のオハッド・ナハリンが開発した身体メソッド。ダンサー向けのGAGA/dancersとあらゆる人に向けたGAGA/peopleがある。講師が言葉でイメージとタイミングを参加者に投げかけ、自らの内面と対話しながら身体感覚と動きを覚醒していくワークショップ。
*4 クリスタル・パイト
1970年、カナダ生まれ。1990年代にダンサーとしてブリティッシュ・コロンビア・バレエ、ドイツのフランクフルト・バレエで踊った後、バンクーバーを拠点に振付家として活動を始める。2002年に自らのカンパニー、キッド・ピヴォットを立ち上げ、2006年には初めてNDTに振付を提供し、2008年からアソシエイト・コレオグラファー。その後もパリ・オペラ座バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団、カナダ国立バレエ団等のバレエ団にも振り付け、高い評価を得ている。
*5 『HOME』
さいたまトリエンナーレ2016で、岩槻市の古い日本家屋のインスタレーション展示の中で行われたパフォーマンス作品。オランダのアムステルダム在住のビアニスト向井山朋子がコンセプト・演出・映像・写真を担当、遠藤豊が映像・技術監修、湯浅永麻はパフォーマーとして3カ月間滞在して22公演に出演。振付も共同制作した。
*6 『雅歌』
音楽、ダンス、声、祈りを交えて新しい儀式の形を問うパフォーマンス作品。ピアニストで美術家、演出家の向井山朋子がコンセプト・演出・舞台美術、山田うんが振付、ウクライナ出身の音楽家マキシム・シャリギンが音楽、ティン・ゴングが衣裳・舞台美術を担当。湯浅永麻、神崎智紀、Co.山田うんの女性メンバーが出演。
*7 『enchaîne』
Dance New Air 2018プレ公演 サイトスペシフィックシリーズ vol.2として、2018年2月28日から3月2日まで、東京・六本木の国際文化会館で上演。
出演:アラン・ファリエリ、ジェームズ・ヴ・アン・ファン、湯浅永麻
会場構成:田根剛
衣装:廣川玉枝(SOMARTA)
技術:遠藤豊
*8 「XHIASMA Project」
2018年に六本木アートナイトで、廣川玉枝とメディアアートの脇田玲と湯浅永麻により実験的に行われたパフォーマンス『XHIASMA』を皮切りに、異ジャンルのアーティストがコラボレーションし、リサーチを重ねてパフォーミングアートの可能性を探る進行形のプロジェクト。
YDC2019 エラ・ホチルド×大巻伸嗣『Futuristic Space』
(2019年1月31日〜2月2日/横浜赤レンガ倉庫1号館ホール)
振付・演出:エラ・ホチルド
美術:大巻伸嗣
音楽:ゲルション・ヴァイセルフィレル
出演:大宮大奨、笹本龍史、鈴木竜、湯浅永麻、ミハル・サイファン
Photo:菅原康太
彩の国さいたま芸術劇場 さいたまダンス・ラボラトリVol.2(2019)公開リハーサル アトリエクラス成果発表『Jardin Feerique』
演出・構成:湯浅永麻
Photo: matron2019