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2017.8.1

第46回フェスティバル・ドートンヌがパリで開幕(2017年9月13日〜12月31日)

 芸術の都、パリで毎年秋に催される複合芸術祭。第46回目となる今回は、ロメオ・カステルッチ、サイモン・マクバーニー、ボリス・シャルマッツ、ティム・エッチェルズ、メグ・スチュワート、ジゼル・ヴィエンヌといった国際フェスティバルの常連作家たちに加え、ジョナタン・カプドゥヴィル、ミロ・ラウ、モハメド・エル=カティブといった初登場の演出家たちが招聘されている。
 今年、特集される作家のひとりが振付家ジェローム・ベル。2004年に初めて本芸術祭に参加したベルは、以来、第一線で革新的作品を発表し続けてきた。今回は『ガラ』『ディスエイブルド・シアター』『セドリック・アンドリウ』『ピチェクランチェンと私』『ジェローム・ベル』『ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン』を上演するほか、『ヴェロニク・ドワノー』の映像上映、2005年にリヨン・オペラ座バレエのレパートリーとなった作品の上演を行う。また、他のダンス作品としてジゼル・ヴィエンヌの新作『Crowd』も注目されている。
 日本からは、大人計画の松尾スズキが『業音』で初めて参加。また、作曲家でヴィジュアルアーティストの池田亮司が、2006年の『Antipodes I/II』以来、コラボレーションを続けている振付家ウィリアム・フォーサイスと創作したインスタレーション作品『Nowhere and Everywhere at the Same Time N°2』(何百という振り子が吊された空間に侵入した観客が、自分の身体と空間の関係性を捉え直すという趣向の作品)を展開する。

[フェスティバル概要]
今はなきボルドー・シグマ・フェスティバル(1965年)、ナンシー国際演劇祭(1963年)といったフランスの伝説的フェスティバルに10年ほど遅れて鳴り物入りで設立されたフランス屈指の大型複合芸術祭。1972年、ポンピドゥー大統領の肝いりで文化大臣のミシェル・ギーが総監督となってスタートした。90年にギーが死去した後はアラン・コロンベックが総監督を長年務めた。2011年からは演出家でパリ市立劇場の芸術監督でもあるエマニュエル・ダマシー=モタが総監督として牽引している。運営組織はNPOで、文化・コミュニケーション省、パリ市、イル・ド・フランス地方からの助成金と、企業や個人、友の会会員からの寄付により運営されている。作家への新作委託、海外団体との提携事業、実験的作品の紹介、国内の未発掘な才能の紹介、非西洋圏の文化の伝播の5つを指針に運営されている。日本人では、池田亮司、平田オリザ、岡田利規、三浦大輔などが参加している。

フェスティバル・ドートンヌ(Festival d’Automne)
http://www.festival-automne.com