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2017.4.13

ベルリンで「テアター・トレッフェン」開幕(2017年5月6日〜21日)

 毎年5月に開催されるドイツ語圏演劇に的を絞ったフェスティバル。毎年約7人のドイツ語圏の演劇批評家が、フェスティバル開催の66週から14週前までにオーストリア、スイス、ドイツで上演されたドイツ語で上演される演劇作品に足を運び、その中から「1年で最も素晴らしいプロダクション10作」を選出する。選出理由は、後日発行されるテアター・トレッフェン・マガジンに掲載される。今年はドイツ語圏の63都市で上演された377作品のなかから、38作品がノミネートされ、その後、厳正な審査を経て10作品が選ばれた。
 最終選出作品には、テアター・トレッフェンの常連作家であるヘルベルト・フリッチュ演出『Pfusch(不出来)』(ベルリン・フォルクスビューネ初演)、ヨハン・シモンズ演出『The Rider on the White Horse』(ハンブルク・タリア劇場初演)など大型作品が含まれるほか、いわゆるフリー・シーンで主に活躍する演出家ミロ・ラウによる『Five Easy Pieces』(ベルギー・クンステンフェスティバル、ベルリン・ソフィエンザーレ初演)や英国シェフィールドを拠点に活躍するForced Entertainmentによる『Real Magic』(エッセン・PACT Zollverein初演)なども含まれる。1982年生まれのスイス人演出家トム・ルズによるサイレント・コメディ『Sad Musician』(マインツ州立劇場初演)、同じくスイス出身で1984年生まれの演出家サイモン・ストーンによる『三人姉妹』(バーゼル州立劇場初演)など若手演出家作品も注目を集めている。

[フェスティバル概要]
1963年から毎年5月ベルリンで行われる演劇ミーティング。フリーの演劇評論家からなる審査員団により、ドイツ、オーストリア、スイス各地のドイツ語圏内の舞台で毎年の演劇シーズン内に公演される、約2,000の作品から最高10本までの「優秀」作品が選ばれ、若手の登竜門にもなっている。期間中作品上演と並行して、テアター・トレッフェンの主催者であるベルリン・フェストシュピーレ、ミュンヘンのゲーテ・インスティトゥート本部、スイスの文化機関プロ・ヘルヴェツィアが協力して、2週間にわたるワークショップ「国際フォーラム」を開催。ドイツ語圏のみならず、世界各国から35才以下の演劇人が参加。台本の紹介やディスカッションなど若手演劇人のプラットフォームとして、台本の紹介や、2週間にわたるワークショも機能している。

テアター・トレッフェン(Theatertreffen)
http://www.berlinerfestspiele.de/de/aktuell/festivals/theatertreffen/ueber_festival_tt/aktuell_tt/start.php