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2017.1.13

第45回 香港アーツフェスティバル(香港藝術節)が開幕(2017年2月16日〜3月18日)

 1973年より東西の大型舞台芸術組織やビッグネームのアーティストたちを紹介してきた国際舞台芸術祭が今年も香港市内に散らばる複数の劇場施設を利用して大々的に開催される。過去9年間エグゼクティブ・ディレクターを務めているのは、シンガポールのエスピラナードやシンガポール・アーツ・フェスティバルでもマーケティングやキュレーター業務を務めたティサ・ホー。
 本年度は「in the moment」をテーマに、過去への考察や、未来への希望を抱きつつ、いまを生きることに焦点を当てた作品をプログラム。オープニングを飾るのはバイエルン州立バレエ団による『ラ・バヤデール』。フェスティバルが終幕を迎える週末には、ワールド・ミュージック・ウィークエンドと題して、トルコ、マリ、スペインなどから現代音楽界で活躍する才能を紹介する。
 演劇部門では、ロベール・ルパージュのもとで研鑽を積んだ米国人演出家タデウス・フィリップスによる『17 Border Crossings』、トニー賞受賞女性演出家ギャリー・ハインズが演出するマーティン・マクドナー作品『ビューティー・クイーン・オブ・リーナン』、チェコのブルノ国立歌劇場によるヤナーチェク・オペラ『マクロプロス事件』などを招聘。また地元作品としては、数々の賞を受賞する香港人劇作家・龍文康による香港近代家族劇3部作『A Floating Family』などが上演される。
 「伝統」にも重きを置くアジア拠点のフェスティバルとして、上海张军昆曲アーツ・センターによる伝統的昆曲や、中国の国家級無形文化遺産に指定されている広東オペラなどの演目もプログラムされている。

[フェスティバル概要]
例年旧正月明けの2月から約1カ月にわたって開催される、アジア最大規模の舞台芸術フェスティバル。1972年に有志が集まり、Hong Kong Arts Festival Society Ltd.を創設。翌73年に第1回を開催して以来、30年以上もの間、国内外の優れた舞台芸術を紹介している。主に中華人民共和国香港特別区政府の康楽及文化事務署(The Leisure and Cultural Services Department)と、香港ジョッキー・クラブ・チャリティーズ・トラスト(Hong Kong Jockey Club Charities Trust)からの助成で運営されている。
アジアおよび世界各国からのオペラ、音楽、ジャズ、ワールドミュージック、演劇、ミュージカル、ダンス、エキジビションなどの多彩なアートプログラムのほかに、青少年向けのワークショップなどの教育プログラムも充実。
 コンテンポラリーダンスでは、同フェスティバルの新たな試みとして、アジアで活躍する若手振付家/ダンサーのショーケース「アジア・パシフィック・ダンス・プラットフォーム」を開催。香港におけるコンテンポラリーダンスの観客育成を目的として、ワークショップ、ディスカッションなども同時開催する。また、「ニュー・ステージ・シリーズ」として、ジャンル横断型の実験的作品のためのプラットフォームを新設。

香港アーツフェスティバル(香港藝術節)(Hong Kong Arts Festival)
http://www.hk.artsfestival.org