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2017.1.13

オーストラリアのアデレード・フェスティバル開幕(2017年3月3日〜19日)

 1960年設立の南オーストラリア最大の総合芸術祭。演劇、音楽、ダンス、文学、美術、児童作品など、2週間半にわたり幅広いジャンルの催しが行われる。当初はビエンナーレ形式を採用していたが、2012年以後、毎年開催。昨年度まで芸術監督を務めたのはロンドンのオルタナティブ・ミュージック・フェスティバルMeltdownの創設者として知られるデヴィッド・セフトン。本年度からは、シドニーのベルボア劇場で共同芸術監督を務めたニール・アームフィールド&レイチェル・ヒーリーが同職に就任した。
 演劇部門に招聘される主な作品は、ドイツのトーマス・オスタマイアー演出による『リチャード3世』、英国のサイモン・マクバーニー演出による『ジ・エンカウンター』など。また、地元オーストラリアの作品では、シドニー・シアター・カンパニーによる豪州誕生史を再考する『ザ・シークレット・リバー』が注目されている。
 ダンス部門では、ジェローム・ベルが世界各地で公演している『ガラ』の豪州初演上演が行われるほか、バットシェバ・ダンス・カンパニーのダンサーとして活躍したシャロン・アイヤル率いるL-E-Vカンパニーによる『Killer Pig』、バンクーバーに拠点を置くエレクトリック・カンパニー・シアターによる『Kidd Pivot』などが上演される。
 音楽部門は、昨年度までのエクスペリメンタルなプログラミングとは方向転換しラインドボーン音楽祭で世界初演されたバリー・コスキー演出によるヘンデルのオペラ『サウル』、アデレード交響楽団の『ピーターと狼』などをラインナップ。
 また、キッズ・ウィークエンド、小説家週間、なども同時開催される。

[フェスティバル概要]
1960年、南オーストラリア国立劇場運動に関わり、アデレードにアーツ・フェスティバル開催の可能性があると確信したジャーナリスト、ロイド・デュマがアデレード大学の音楽教授ジョン・ビショップとともに、各方面の有力者たちの協力を得て発足。半月間に105公演(大人向け74公演、子ども向け31公演)という規模でスタート。シドニー、メルボルンと並ぶオーストラリア有数のインターナショナル・フェスティバルとして、偶数年に開催されている。日本のカンパニーでは1994年に第三エロチカ(『マクベスという名の男』)、2000年に維新派(『水街』)などが招聘されている。2012年以降、毎年開催。

アデレード・フェスティバル(Adelaide Festival)
http://www.adelaidefestival.com.au/