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2015.8.28

ベルリン国際ダンス・フェスティバル「8月のダンス」開幕(2015年8月13日〜9月4日)

 モンペリエ・ダンス(フランス)やインパスル・タンツ(オーストリア)と並び、欧州屈指の先鋭的ダンス・フェスティバルとして知られ、一流振付家によるドイツ初演作の多くが発表されるベルリン国際ダンス・フェスティバル「8月のダンス(Tanz im August)」。主要会場は共同企画・運営を手掛けるHAU(Hebbel am Ufer)が所有する3つの劇場となるが、ベルリン芸術アカデミー、フォルクスビューネ劇場、ソフィエンザーレ劇場など、ベルリン市内の他会場でもワークショップ、コンサート、シンポジウムなどが開かれる。2017年度までフィンランドのダンス・キュレーターであるヴィルヴェ・スーティネンが芸術監督を務める。
 スーティネンが芸術監督に就任して以来、ダンスとビジュアル・アートを融合するようなプログラムが特徴となっている。今年度のフェスティバルのオープニングは、ロサンゼルス現代美術館の新スペースのお披露目で1983年に初演されたルシンダ・チャイルズ振付による『Available Lights』のリメイク版。これはチャイルズと、建築家フランク・ゲーリー、作曲家ジョン・アダムスのコラボレーションによって制作された伝説の作品。また、メイン会場であるHAU1ではドイツ屈指の現代アートコレクターである Sammlung Haubrok Foundation がアンドレアス・スロミンスキー、オラファー・エリアソンなどの美術作品を展示する。
 ローズマリー・ブッチャーの特集もプログラムされている。ブッチャーはルシンダ・チャイルズが活躍していたジャドソン・グループに影響を受け、英国で40年以上活躍を続ける振付家、ビジュアル・アーティストで、彼女のアーカイブ・プロジェクトの『Memory in the Present Tense』から4作が紹介される。その他の参加アーティストは、フランスのマリー・シュイナール、アルゼンチンのコンスタンツァ・マカラス、中国のTAOダンスシアター、フィリピンのアイサ・ホクソン、韓国のジョン・グムヒョンなど。

[概要]
毎年8月に開催されるドイツ最大のコンテンポラリー・ダンスのフェスティバル。1988年に初代芸術監督ネレ・ヘルトリングによって創設され、後に国際的なコンテンポラリーダンス・シーンへの新たなアプローチを提示・支援する団体として1988年に設立されたTanzWerkstatt Berlinと、ヘッベル・アム・ウーファー(Hebbel am Ufer/HAU)の共同企画・運営に移行。2013年から1人のフェスティバル・ディレクターがプログラムキュレーションを行う新体制での開催となる。

8月のダンス(Tanz im August)
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