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2015.7.3

ドイツで「ルール・トリエンナーレ」開幕(2015年8月14日〜9月26日)

 かつて重工業地帯として栄えたドイツ北西部のルール地方で2002年から開催されているフェスティバル。ノルトライン=ヴェストファーレン州政府とベルギーのオペラジェラール・モルティエにより創設された。ルール川周辺の工場などを改装したユニークな会場で、毎年約30プロダクションが上演される。
 今年からハイナー・ゲッベルスに替わって、ドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレを率いた演出家ヨハン・シモンズが新ディレクターに就任。シモンズはパゾリーニの映画とバッハの音楽を融合した新作音楽劇『Accatone』を発表するほか、ギリシア人若手指揮者Teodor Currentzis、フィンランドの実験音楽デュオPan SonicのMika Vainioと組み、オペラ、演劇、インスタレーション、儀式を融合した形式のワーグナー作曲『ラインの黄金』を上演する。
 そのほか、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ、クリストフ・ワルリコウスキによる演劇、メグ・スチュアート、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、リチャード・シーガルによるダンス作品などがプログラムされている。

[概要]
ドイツ西部の工業都市ボーフムを中心としたルール地方で、2002年より毎年開催されているフェスティバル。3年を1シーズンとしている。ザルツブルク音楽祭の元芸術監督で、パリ・オペラ座の現芸術監督であるジェラール・モルティエが創設者で初代芸術監督。世界的な芸術フェスティバルとルール地方の工業遺産を結びつけるというアイディアから、巨大な機械工場やコークス工場を再開発した個性的な上演会場で、年ごとのテーマのもと、演劇、ダンス、オペラ、ジャズ、ポップス、ファインアートなど実験的な上演が行われている。3年ごとにディレクターが代わり、2006年〜08年は、ザルツブルク音楽祭の演劇部門責任者で演出家のユルゲン・フリム。2009年〜2011年は演出家ウィリー・デッカー。2012年〜14年は作曲家で演出家のハイナー・ゲッベルスが務めた。2015年からミュンヘン・カンマーシュピーレを率いた演出家ヨハン・シモンズがディレクター。これまでに招聘されたアーティストは、アリアーヌ・ムヌーシュキン、パトリス・シェロー、イリヤ・カバコフ、ピーター・セラーズ、クリスチャン・ボスタンスキー、パティ・スミス、エルヴィス・コステロなど。

ルール・トリエンナーレ(Ruhrtriennale International Festival of the Arts)
http://www.ruhrtriennale.de