国際交流基金 The Japan Foundation Performing Arts Network Japan

Arts Organizations 世界の支援団体

2022.2.18

ap bank
日本
一般社団法人ap bank

 ap bankは、音楽プロデューサーの小林武史、ミュージシャンの櫻井和寿、音楽家の坂本龍一によって2003年設立された非営利団体(一般社団法人)。ap bankの「ap」は「Artists’ Power」もしくは「Alternative Power」の意。

 2004年、日本のメジャー音楽業界で活動する3人が拠出した資金を原資に、自然エネルギーや環境保全を目的に活動する個人・団体に対して低金利融資による支援を開始。同年5月の第1期に採択された15件の融資を皮切りに、2009年の11期まで80件以上の活動を支援。国内外の環境問題から食や農業、伝統産業の継承など幅広い社会課題の解決に対する支援へと繋がっている。

 2007年に発生した新潟県中越沖地震の際に立ち上げた「ap bank基金」は、被災地の子どもたちに向けた教育支援のほか、奨学金制度や各被災地方公共団体への義援金寄託を行っている。その後も日本各地で発生する災害の復興支援として、ボランティア拠点を設置するなど継続的な支援活動を展開。小林と櫻井が結成したBank Bandとしての音楽活動、野外音楽イベントap bank fes、音楽・映像・広告・DJ・VJなどさまざまな分野のクリエイターの参加によるイベント等から得られる収益をファンドとし、融資や主催事業の活動資金としている。

 2017年からは東日本大震災の復興として「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭Reborn-Art Festivalを宮城県石巻市、女川市、牡鹿半島などの被災エリアで開催。第3回となる「Reborn-Art Festival 2021-22」は、コロナウイルス感染拡大の影響により、21年夏(前期)と22年夏(後期)の2期に分けての展開となった。

 ap bankのイベントやプロジェクトの多くは都市から離れた地域で行われ、自然のなかでアートや音楽に触れながら、オーガニックフードを食べ、ごみを分別するなど、若い人たちが自然エネルギーや環境問題を身近なこととして考えるきっかけを提供している。

ab bankの主な活動
支援活動(Support activities)

◎「spoon」
コロナ禍に伴う生活状況の悪化で困窮するひとり親家庭を食で支援するプロジェクト。支援団体を通じた食品支援活動。

◎「ap bank Fund for Japan」
東日本大震災の被災地への復興支援プロジェクトとしてスタート。炊き出し、泥かきなどのボランティア活動のほか、奨学金など被災地の子どもたちに向けた支援プログラム、各地の非営利団体と連携した人材支援活動などを行う。
http://apfj.apbank.jp/

◎東日本大震災復興「Reborn-Art Festival」
2017年にスタートした宮城県石巻市、牡鹿半島を中心に展開される「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭。 自然の中で楽しむ現代アートや音楽イベント、地元の食材を活かした食のプログラムなどを通じて、復興につながるさまざまな循環を生み出すことを目的としている。

◎「Reborn-Art Festival 2021-22」はコロナ禍により会期を2期に分けて開催。
会期:<前期>2021年8⽉11⽇〜9⽉26⽇(夏)、<後期>2022年4⽉23⽇〜6⽉5⽇(春)
会場:宮城県⽯巻市街地、牡⿅半島(桃浦、荻浜、⼩積、鮎川)、⼥川駅周辺(春会期は宮城県⽯巻地域)
https://www.reborn-art-fes.jp/

イベント(Events)
「ap bank fes」
音楽を楽しみながら環境問題を身近に考える場として開催される野外音楽イベント。
会場ではオーガニックフードや雑貨が並ぶフードエリアや環境問題にかんするトークイベントなどが行われる。21年度はオンラインで開催。
http://fes.apbank.jp/

「SOLAR FARM/FLACC」
2015年5月、千葉県木更津市「KURKKU FIELDS」のSOLAR FARM 「耕す 木更津農場」に太陽光パネルを設置し、太陽光発電した電力を売電。売電収益をもとに、都市と地方の循環作りをテーマにFLACCを立ち上げ、 環境教育や食育など、さまざまな「学び」のプログラムを実施。
https://www.apbank.jp/project/flacc/