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2009.6.24

El Instituto Cervantes de Tokio
日本
セルバンテス文化センター東京

 20余の国に4億人以上の話者がいると言われるスペイン語の普及と研究、およびラテンアメリカを含むスペイン語圏の文化の紹介のため、スペイン国王を理事会名誉会長として1991年に設立された国営組織インスティトゥト・セルバンテス(Instituto Cervantes)の東京支部。2007年9月に業務を開始した。

 本部はマドリードおよびセルバンテスの生誕地アルカラ・デ・エナーレス(マドリード自治州)に置かれ、2004年には初版刊行400年を記念して『ドン・キホーテ』新版を刊行。各国支部では語学講座を開講し、スペイン語能力を証明する国際的に有効な唯一の検定「DELE」の試験を実施している。また、情報提供に力を入れ、文献、文化活動、語学、フォーラムなど大量の情報を収録したウェブサイト「セルバンテス・バーチャル・センター(CVC/Centro Virtual Cervantes)」( http://cvc.cervantes.es )を運営し、約100カ国から毎月150万人以上のアクセスがある。

 4大陸に70以上の支部を持ち、その中でも最大規模の東京支部は、約200人収容のホール、19の教室、2つの展示会場、約7000冊の書籍と音声・映像資料を所蔵するフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館を備える。

 グラシアン基金(スペインおよびスペイン文化圏に関する研究・文化活動を助成)やスペイン大使館の協力を得て、舞台芸術を含むスペインの現代文化の普及につとめている。また、ラテンアメリカ諸国の大使館と協力してスペイン以外のスペイン語圏文化の紹介にも積極的に取り組んでいる。

 2008年にセルバンテス文化センター東京で開催された舞台芸術関連のイベントとしては、ナチョ・ドゥアトとの討論会、ラウンドテーブル「Interferencia」(舞台芸術、コンテンポラリー・ダンス、音楽、ヴィジュアル・アートを組み合わせた新たな表現を模索するプロジェクト)、子供のためのワークショップ「芝居であそぼ!」、プロビジョナル・ダンザ/Provisional Danza公演『Nadie』(振付アレハンドロ・モラタ/Alejandro Morata)『空洞の鐘の下で』(振付カルメン・ワーナー/Carmen Werner)などがある。

セルバンテス文化センター東京

Data:
セルバンテス文化センター東京
El Instituto Cervantes de Tokio

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