国際交流基金 The Japan Foundation Performing Arts Network Japan

Arts Organizations 世界の支援団体

2009.2.3

The Japan-Korea Cultural Foundation
日本
財団法人日韓文化交流基金

 日韓文化交流基金は、日韓両国における民間の文化交流を高め、相互理解と信頼関係を築くことを目的に、1983年12月に設立された外務省認可の財団法人。設立以来、日韓・韓日合同学術会議の開催および日韓文化交流訪韓団の派遣などの人的交流事業をはじめ、日韓の知的分野における交流、日韓の共同創作による事業を重点的に支援している。

 これまで両国間では、2002年の日韓共催のサッカー・ワールドカップ開催記念として制定された「日韓国民交流年」や、日韓国交正常化40周年を迎えた2005年の「日韓友情年2005」など多様で活発な交流が行われてきた。同基金では、現在、日本政府の委託による日韓学術文化青少年交流事業、大学生・教員等の招聘・派遣事業、フェローシップ事業、日韓平和友好計画事業のほか、助成事業、図書センター事業、さらに日韓共同研究フォーラム、翻訳図書出版事業などを展開している。

 財源は、日韓議員連盟および日本経済団体連合会主導による基金と、2005年に発足した維持会員制度の会費による自主財源となっている。

 芸術分野においては、日韓の共同制作、共同作業により実施される事業および、ワークショップなどの参加型プログラムが組み込まれている事業に対して積極的な支援を行っている。日本所在の団体からの申請であることが必須で、日本国内または韓国国内で実施される専門家による本格的な公演・展示・共同制作により生まれる人的交流に対し、渡航費、宿泊費、会場借用費、通訳費などが支給される。現在、2009年4月〜2010年3月に実施予定の事業に対して募集が行われている(助成申請期間:2009年1月5日〜30日)。

主な事業
青少年交流
 次代を担う青少年を対象に、相手国の社会の実情に触れ、人々との対話を行いながら相互理解を深めていくため、派遣・招聘のプログラムを実施。

助成
 民間の日韓交流事業を支援するため、(1)青少年・草の根交流、(2)シンポジウム・国際会議、(3)芸術交流の3分野を対象に人物交流助成を実施。また、2003年より始まった日韓両国政府による「日韓共同未来プロジェクト」実施の一環として、同基金の人物交流助成への応募者のなかからその趣旨にふさわしい事業を同プロジェクトに認定し、積極的な支援、後援を行っている。また、学術定期刊行物の出版に対する助成も実施。

フェローシップ
 若手を中心に、日本研究を行っている韓国の研究者と、韓国・朝鮮研究を行っている日本の研究者に対し、相手国での滞在研究における支援。

会議事業
 文化交流、学術研究などに関するさまざまな有識者間の会議の事務局業務。

情報・出版
 日韓関係や韓国・朝鮮理解のための資料や情報を収集し、図書センター、ウェブサイト、翻訳図書出版などを通じて一般に対し情報を提供。

日韓文化交流基金韓国訪問団・日韓文化交流基金賞
 年に1回、基金役員や文化関係者からなるミッションを韓国に派遣。日韓文化交流に貢献した韓国の人材に「日韓文化交流基金賞」を贈呈。
財団法人日韓文化交流基金

Data:
財団法人日韓文化交流基金
The Japan-Korea Cultural Foundation

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