国際交流基金 The Japan Foundation Performing Arts Network Japan

Arts Organizations 世界の支援団体

2007.8.28

Arion-Edo Foundation
日本
財団法人アリオン音楽財団

 財団法人アリオン音楽財団は、日本の音楽芸術の普及と向上を図るため、若手音楽家に対する顕彰および助成、質の高い聴衆を育成するための各種音楽会の開催などを行うことを目的に1985年9月に発足した。当時の日本には欧米に多い本格的なクラッシック音楽祭がなかったことから、ピアニストで同財団理事長の江戸京子氏と2人の音楽家が立案し、財団設立と同時に第1回の<東京の夏>音楽祭を実施。以後、朝日新聞社と共催で毎年夏に東京都内各所で開催している。

同財団は主な事業は次のとおり。

1. 若手音楽家の顕彰および助成
 若手音楽家に対する顕彰と助成を目的とした「アリオン賞」「柴田南雄音楽評論賞」を設立し、将来の活躍を期待させる有望な新人の演奏家・作曲家・研究家(個人または団体)を対象に賞金を授与する。また、長期的展望に立ってその芸術活動を支援し、演奏機会の提供や海外研修を目的とした助成を行う。

2. 音楽芸術祭の開催
 毎回ユニークなテーマを掲げ、多角的に紹介する<東京の夏>音楽祭を85年より毎年実施。国内外から音楽家を招聘し、約3週間にわたり東京都内各所のホールを会場に開催している。第23回の<東京の夏>音楽祭2007は「島へ─海を渡る音」をテーマに12演目21公演が催された。アイスランドのヨハン・ヨハンソン、カリブの島ハイチのヴードゥーの儀礼音楽、アフリカ・ザンジバル島の大衆音楽「ターラブ」公演、東京の青ヶ島、八丈島など、世界各地の島々に根付くあらゆる趣向の音楽が紹介された。一般公募による公演も音楽祭期間中に行われた。

3. 音楽会、音楽芸術に関する講演会等の開催
 江戸理事長が音楽監督を務める大阪市北区のザ・フェニックスホール(95年開館)および岩手県久慈市(99年開館)のアンバーホールの主催公演の企画・制作を行う。また他ホールの周年事業、教育プログラムなどの企画・制作を受託する。

4. 海外との文化交流等の活動を通じて、音楽芸術の普及と向上を図る
 音楽祭運営および国内各地にある音楽ホールの事業プロデュースを実施することにより、海外との文化交流を促進する。

財団法人アリオン音楽財団

Data:
財団法人アリオン音楽財団

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