クンステン・フェスティバル・デザール(新型コロナウィルス感染拡大防止のため一部中止)
ベルギー・ブリュッセルで毎年5月に開催されているパフォーミング・アーツを中心とした現代アートフェスティバル。先鋭的なプログラムで知られ、世界の現代アート界のアンテナフェスティバルとも称されている。ベルギー国内はもとより、ヨーロッパ全域、さらには芸術支援インフラに乏しい発展途上の国々に及ぶ世界の若手アーティストを独自に発掘し、多くの作品プロデュースを行っている。また、長期的視野に立ってアーティストの育成を図るため、複数年にわたり共同制作を行うと同時に、ベルギーやヨーロッパに拠点を置く実力派アーティストの新作を製作し、世界に先駆けて発表している。世界のパフォーミング・アーツの潮流を生み出す震源地の一つ。プロデュース公演と共同製作公演が、プログラム全体の50パーセントを超え、世界初演が約半数を占める。
2006年を最後に立ち上げから芸術監督を務めてきたフリー・レイセン女史が引退。それまで女史の右腕としてプログラミングを担当してきたクリストフ・スラフマイルダー氏が芸術監督を引き継いだ。近年は国際交流基金の助成プログラム「PAJ」やセゾン文化財団などと協力して日本から岡田利規(チェルフィッチュ)、山下残、梅田宏明、前田司郎(五反田団)などの作品を紹介している。
2018年度をもってスラフマイルダー氏が芸術監督職を退任。2019年度からソフィー・アレクサンドル、ダニエル・ブランガ・グッベイ、ドリス・ドゥイビの3人が共同芸術監督を務める。
2020年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため5月の開催を中止、2020年9月、10月、11月に3部構成で規模を縮小したプログラムが開催される予定だったが、感染再拡大のため11月の第3部は中止となった。次回開催は2021年5月の予定。
フェスティバル/見本市名: | クンステン・フェスティバル・デザール(新型コロナウィルス感染拡大防止のため一部中止) |
原語名: | Kunsten Festival des Arts (partially canceled due to concerns over the new coronavirus) |
開催国: | ベルギー |
開催都市: | ブリュッセル |
会場名: | Kaaitheaterほか |
開催期間: | 2020年9月4日〜2020年10月31日 |
URL: | http://www.kfda.be/ |