ポルトガル領アゾレス諸島のサンミゲル島で2011年より毎年開催されている実験参加型の複合アートフェスティバル。地元サンミゲル島の人びとと作家が一年間にわたり交流し、アゾレスに根付く文化に呼応するサイト・スペシフィックな作品を地元住民、移民、観光客なども巻き込んで作りあげていく。作品領域はダンス、パフォーマンス、演劇、建築、デザイン、映画、音楽など多岐にわたり、すでに300組を超えるアーティストを世界中から招聘している。フェスティバル中は「アート・サーキット」と呼ばれる島民の生活に介入するプロジェクトが屋外のあちこちで立ち上げられるほか、「エキシビジョン・サーキット」と呼ばれる通常の劇場内でのパフォーマンスやギャラリー展示などが行われる。本フェスティバルは、2019〜2021年度の欧州クリエイティブヨーロッパ賞を受賞したNPO団体Anda&Falaにより運営されている。
2020年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため「Walk&Talk 9.5 Edition」としてオンラインで開催。